グローバル人材の育成プログラムに関して、フィリピンから多くの事を学び、日本の若い人々にとって多くのヒントが隠されている点です。
全人口の約1割に近い人々が世界各国で働いている、人材が豊富な国です。
約700万人の人々が海外で働いております。知的労働から介護まで幅の広い人材が多く輩出されています。
世界の観光産業、海運業、アメリカの医療現場、世界のコールセンターの受け入れ、ITなど多岐にわたります。
多くのグローバル企業での重要なポジションにも多くのフィリピン人が投入されています。
英語を話せ、スペイン時代のヨーロッパ文化の影響、キリスト教文化、アメリカ統治時代の英語教育、アジアの文化の影響など、
多くの文化的影響が、どの場所でも働けるコミュニケーションスキールを育てる人材を育成しています。
フィリピンは、国民の90%がキリスト教の信者で、聖書や教会を通じての教育や価値観は、西洋的な思想の基礎を学ぶ機会が多く、海外からの布教活動を通じてのグローバルな意識を、若い時から体験する機会が多い。
フィリピンの大学の歴史は、400年以上あり、アジアの中も歴史があり、多くのレベルの高い、私立大学も多く、海外との提携やキリスト教系ミッション・スクールも数多い。
マニラには世界的に活躍するNGOやアジア開発銀行やWHOなどグローバルな国際機関があります。
女性の社会参加が極めて積極的で平等な開かれた社会です。まだ日本が遅れている男女平等指数ランキングでは、2013年の世界経済フォーラムでのランキングは世界5位です。日本は世界105位になっています。
スイスのIMD(経営開発国際研究所)が毎年行う世界47カ国の国際競争力比較でも。労働者の質&量と経営幹部の供給度は、世界5番目です。
IT関連の知的労働者の供給部門では、世界1位です。
また、ゴールドマン・サックス経済調査部は、50年後の世界経済に大きな影響を与える、新しい可能性のある国「NEXT11」にも選ばれております。
歴史的にも、日本とフィリピンは結びつきが強い国であり、太平洋戦争を通じての平和教育の場や基地問題、アメリカとのアライアンスなど、多くの共通点もあります。
英語での研修もし易く、多くのグローバル化においては、日本より優れた点もあるフィリピンの社会から学び、交流を通じての人間関係の構築が、新しいグローバルリーダーの研修場所として、若い日本の学生にとっても刺激的であり多くのヒントが隠されている点があると思います。